【方界胤ヴィジャム】とかいう持久戦特化型一本槍【遊戯王OCG】
皆様こんばんは。
今回紹介するデッキは第6回謎の男子会オフに参加させていただいた時にも使用した「持久戦特化型一本槍」、【方界胤ヴィジャム】です。
前から使っているお気に入りのデッキで、記事を書こうとは思っていたのですが先送りにし続けて今に至ります。
この記事を読んで「ワシもこれ組むンゴねぇ」ってなってくれる人がいると幸いです。
【方界胤ヴィジャム】
レシピなのか。初めてご覧になった方は「なぁにこれぇ」って思ったかもしれませんが、このデッキは「方界胤ヴィジャム」、より厳密には「方界降世」を擦り倒すデッキです。
お察しの通り大会とかで戦える性能はしてないのでカジュアル用……なんですがこのデッキ、持久戦能力に極端に振り切っているので「負けないけど勝てない」という状況がまぁまぁ発生します。EXデッキと装備魔法の殺意を高めることで対処していますがそれでも全然起きる事はご理解ください。
・方界カウンターについて
1部方界カードの効果によって置かれるカウンターであり、このデッキどころか【方界】全般で妨害の要となるカウンターです。
このカウンターが置かれたモンスターは
・攻撃不可
・効果無効
となります。つまりアンディメンション化するという事ですね。
1度乗せてしまえば機能を発揮する強力なカウンターですが、表示形式の変更や各種素材としての運用は阻害出来ず、効果の“発動”までは封じないため効果処理をフィールド外で行うタイプのモンスター効果はカウンターが落ちてしまうため止められません。
この記事では「遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」劇中の表現に合わせて「方界カウンターが置かれている状況」を「アンディメンション化」とも記載します。
・メインデッキのカードについて
通常の【方界】であれば「暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ」の特殊召喚のためにデッキの大半を複数種の方界カードで埋めるわけですが、このデッキにはそんな洒落たモノは入っていないので方界カードはヴィジャムと相性の良いものを数種、あとは汎用カード(汎用カード……?)でデッキを構成しています。
採用した方界カード
・「方界胤ヴィジャム」
「じきにわかるさ、じきにね……」
このデッキの主役であり「メインデッキ唯一のモンスターカード」。闇属性 悪魔族 レベル1 攻撃力0 守備力0のモンスターです。
①戦闘破壊耐性効果
②戦闘後、戦ったモンスターに方界カウンターを置きながら永続魔法化する効果
③「②」で永続魔法化している自身を特殊召喚する効果
の3つを持ちます。3つの効果が全て連動しており、「自爆特攻→アンディメンション化→モンスターを破壊する効果を魔法罠ゾーンで凌ぐ→次ターンに再展開して自爆特攻」といった具合に相手モンスターゾーンをアンディメンション化したモンスターで埋めていきます。③の効果は②を使ったターンでも使えるうえに表示形式の指定もないため「盤面がガラ空きで危ない」と感じればメインフェイズ2で守備表示で再展開して壁にできますし、②の効果は任意なので追撃されないように効果を使わず壁とする事もできます。
後述の専用サポートもあり優秀なモンスターではあるのですが攻撃力0ということでそのままでは戦闘要員にはならず、「ダメージ軽減効果が無い」「効果への耐性は無い」という弱点もあり、特に前者は自爆特攻を繰り返すヴィジャムにとってはかなり痛い弱点となります。「方界降世」のためにもある程度は自身のLPは減らしたいですがそれで死んでしまっては元も子もないので何らかの対策は必要です。効果による除去と無効化はあきらめましょう。
・「方界降世」
このデッキを成り立たせているキーカードで、
①攻撃をデッキ内のヴィジャムに誘導する効果
②相手よりLPが2000以上低い場合に墓地の自身を除外し、ヴィジャムを最大3体展開する効果
を持つ通常罠カードです。方界カードですが、方界サポートでは無く「方界胤ヴィジャム」のみをサポートする効果を持ちます。
①も強力ですが②が特に強力で除外以外の任意の場所からヴィジャムを展開、相手のフィールドにのみモンスターがいる状態で発動していれば更に2体まで展開できます。墓地効果で戦闘破壊耐性モンスター効果無効効果持ち3体を展開、後の展開に制約が掛からないという破格の性能ですが、LP2000以上の差という決して軽くはない発動条件を持つため、それなりの下準備が必要になってきます。
このデッキの名称は【方界胤ヴィジャム】とはしていますが実質これが本体です。
・「方界法」
永続魔法。このデッキの回転と守りを支えるカードです。
①手札の方界カードを1ドローに変換する
②自分が受ける方界の戦闘ダメージを0にする
③墓地の自身を除外し、墓地の方界モンスター1体を手札に回収する。
効果を持ちます。②はヴィジャムと非常に好相性。「方界降世」のためにLPを減らせないというところは弱点とも言えますが、他にもLPを減らす手段はあるので欠点にはなりづらいでしょう。①は説明不要ですね。手札に来てしまった「方界降世」を墓地に送りながらドローするのが特に強力です。また同名カードをコストにすることも可能。このカード自身も③の墓地効果を持ちます。③の回収効果は一見「方界降世」があれば要らないようにも見えますが、降世の②が撃てないあるいは自分フィールドにモンスターがいるという状況ではこちらの出番も出てきます。
・「方界縁起」
通常トラップ。
①方界モンスターの数まで方界カウンターをばら撒く効果
②墓地の自身を除外して方界モンスターがアンディメンション化したモンスターを戦闘破壊する度に破壊したモンスターの元々の攻撃力分のバーンを行う効果
を持ちます。「対象に取らずにノーコストで複数のモンスター効果無効」は極めて強力ですが単体では機能しないため採用数はやや抑え、「トラップトリック」に対応する2枚としています。高火力型の装備魔法の存在から②も案外出番があります。
汎用カード
・墓地に「方界降世」を送るカード
墓地肥やしとして「おろかな副葬」と「バージェストマ・マーレラ」を採用。前者は即応力に加え「方界法」も落とす事が出来、後者は罠なので奇襲的に「方界降世」を墓地に送れます。また「方界降世」の再利用のために「バージェストマ・レアンコイリア」も採用。カードを除外から戻す効果を持ち、「方界降世」の再利用はもちろん、何らかの効果で除外されてしまった「方界胤ヴィジャム」を墓地に戻す事もできます。
・ドローソース
「強欲で謙虚な壺」「命削りの宝札」「チキンレース」を採用。前者2枚は特殊召喚に制限がかかりますが、「方界降世」は相手ターンに発動できるため大したデメリットにはなりません。「命削りの宝札」は大量ドローに加えてうっかり手札に来てしまった「方界降世」を墓地へ送る事ができ、「チキンレース」はLPを支払えるうえに戦闘ダメージ軽減効果まであります。「チキンレース」は同名の発動に制約がないため2枚あれば一気に-2000LPすることもできます。
・装備魔法と「Ai打ち」
このデッキのメインダメージソースです。
・装備モンスターをダイレクトアタッカーにする「光学迷彩アーマー」
・1人でも団結!装備モンスターの攻撃力を自軍モンスター1体につき800上昇させる「団結の力」
・むしろ助かる!LPを2000円支払える「サイコ・ブレイド」
・元が0なら実質強化型デーモンの斧!「進化する人類」
を採用。「光学迷彩アーマー」を除けば全体的に上昇値がかなり高く、特に「サイコブレイド」と「進化する人類」はデッキコンセプトとの噛み合いもいいです。「サイコ・ブレイド」は相手にも装備でき、100円単位でLPを調整できるため「方界降世」の発動条件を満たすには最適だったりします。必要なら相手に装備する事も視野に入れましょう。
召喚権は最悪捨ててしまってもいいため「アームズ・ホール」を3積みし、状況によって選べるようにしています。運が良ければコストで「方界降世」が落ちます。
「Ai打ち」は戦闘破壊耐性を持つモンスターとの相性が抜群(というかそういうデザイン)なので採用。対戦相手がこの世のものとは思えない気の狂い方をしている場合を除き、明らかに何かあるとしか思えない攻撃表示の「方界胤ヴィジャム」を殴って貰える事はまず無いのでこちらから仕掛ける際に発動することになります。
・「フェアーウェルカム・ラビュリンス」
悪魔族をサポートする通常罠。悪魔族がいる時、戦闘を無効にしてフィールドのカードを破壊しながらデッキから(手札からも可)ラビュリンス以外の通常罠をセットできる効果を持ちます。タイミングこそ限られますがアドバンテージ比+1以上を誇るパワーカードであり、こちらからの攻撃にも反応できるため能動的に発動することも出来ます。ヴィジャムがいないと機能しないカードなので採用枚数を絞ってトラップトリック対応の2枚としています。
・「苦紋様の土像」
くもんようのどぞう。「くもんさま」では無いです。罠モンスター。他に罠モンスターが居ると対象耐性が付くオマケ付き(バージェストマのような「罠カードとしては扱わない」タイプでもOK)。魔法罠ゾーンからモンスターが特殊召喚された場合にフィールドのカードを破壊するモンスター効果を持ちます。この効果は罠モンスターの特殊召喚である必要が無いため「方界胤ヴィジャム」でトリガーを引ける他、ターン中1回の制限が無いため連発することもできます。永続罠故にアクセスしづらいのは弱点。
EXデッキのカード
基本ギミックはメインデッキ内で収まっていますが、やはり戦闘ちからに欠けるため、そこを埋めるカードを中心に採用。チューナーや融合がないため採用カードは必然的にリンクかエクシーズとなります。
・リンクモンスター
レベル1を素材に要求する「リンクリボー」や「サクリファイス・アニマ」の他に「S:P リトルナイト」や「アクセスコード・トーカー」といった大会環境でも見かけるようなカードを中心に採用。ただただ強いカードなので説明は省略しますが、リンク4まで行くには「方界法」の墓地効果(+召喚権)やバージェストマなどを使う必要が出てきます。
・ランク1エクシーズモンスター
レベル1が複数並ぶデッキなので展開は得意中の得意。「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」は「サイコブレイド」「進化する人類」との相性も良く、ワンターンキルも視野に入ってきますし、最悪仕留め損ねても「エクシーズモンスターの戦闘」はかなり大きな意味を持ちます。
・「No2 蚊学忍者シャドー・モスキート」
ランク2なのでバージェストマから展開。全体的にデッキと噛み合った効果を持つ決戦兵器その1。「戦闘ダメージを受けない」「攻撃強制」「条件付きのバーン」効果が追加された「魔改造方界胤ヴィジャム」といった使用感。X素材の数までしかカウンターをおけず「幻覚カウンター」は攻撃阻害効果を持たないものの、発動タイミングが攻撃宣言時と早いうえ、「攻撃宣言全てに反応する」「カウンターが既にあれば代わりにバーンを行える」「さらにターン1もない」というトンデモっぷり。もうコイツひとりでいいんじゃないかな。
相手フィールドに攻撃力2667以上のモンスターが入ればコイツを含む自分モンスター4体でワンターンキルが成立します。ヴィジャムの自爆特攻は「方界法」で反射ダメージを抑えられますし、最後の攻撃宣言の反射ダメージはダメージ計算より先にバーンが入って勝てるので無視していいです。あとコイツも「戦闘しやすいエクシーズモンスター」ですね。
・「厄災の星ティ・フォン」
対大型モンスター用決戦兵器。素材としてはバージェストマが望ましい(召喚方法的にもバージェストマを素材にすることになるかと。)ですが、必要ならヴィジャムを素材にすることも視野に入れましょう。
バウンス効果に加えて攻撃力3000以上の効果発動を阻害する効果を持つので、相手が静かになっているうちにアンディメンション化させるといった芸当が可能。方界カウンターは攻撃も封じるため、間接的にこのカードを戦闘から守ることが出来ます。ちゃっかり悪魔族なので「フェアーウェルカム・ラビュリンス」にも対応。
・「反攻兵器AA-ZEUS」
脅威に対抗するため生み出されたのは、皮肉にも神の名を冠する魔物だった。号されし天霆の名の如く、その雷は空を焼き、星を砕き、神を殺す。「人類最大最後ノ究極的一撃ヲ以テ災禍ヲ撃滅スベシ──」『反攻兵器AA-ZEUS』は、幾度もの全滅の末に人類が辿り着いた、運命に抗い、全てを滅する十二番目の矛である。 (ザ・ヴァリュアブル・ブックEXより)
戦術
まずはとにかく「相手よりLPが2000低い」「墓地に「方界降世」がある」状況を目指します。
手札に「方界胤ヴィジャム」が来た場合、セットすれば壁に(効果は任意かつ発動タイミングがダメステ終了時なので影響なし)、通常召喚すれば「方界縁起」の発動条件を満たす(実際にセットされていなくともブラフを警戒させやすい)のでお好みで。基本的に「方界縁起」か「方界法」がないならセットで良いですが戦闘でライフ差をつけるために手札に残すという選択肢もあります。
「方界降世」の②発動後は自分と相手のリソースと相談しながら攻めていきます。相手がモンスターを出していて且つ自分がバージェストマを展開できているなら「No2 蚊学忍者シャドー・モスキート」で攻め込み、そうでないならリンクモンスターかランク1Xモンスターで攻め込みます。装備魔法にアクセスできている場合はそちらの方が火力が出る場合もありますし、フィールドに「方界胤ヴィジャム」を残す事ができますのでココは臨機応変に対応してください。
ライフ差がなくなってしまうと「方界降世」の②が発動できなくなるためなるべく仕掛ける時は一気に焼き切りたいところ。特に相手のLPが3000を切った辺りからそのデュエル中での発動難易度がかなり高くなってくるのでそこはしっかり意識しておきましょう。
弱点
最初にも書きましたが「勝てないし負けない」という状況がまぁまぁ発生します。要は膠着状態に陥っちゃうんですね。大会ならまだしもフリー対戦などのカジュアル環境でこれは致命的で「お互いにただただ疲れる」「時間がもったいない」ということになってきます。(かといって“舐めプで負ける”のも相手に失礼ですしね。)EXが殺意高めなのはこのためです。
戦術的な話をすると「方界胤ヴィジャム」が除外された時、「バージェストマ・レアンコイリア」で戻すしかないという弱点もあります。またX素材にされたりするとそのモンスターを処理するしか無くなるため更に厳しい戦いになってきます。
自傷を行うデッキも苦手でLPの差をつけにくくなるため苦戦を強いられることになります。
まとめ
方界デッキといえば「クリムゾンノヴァだしてドーン!!」ってデッキという印象のある方も多いかもしれませんが、それを支える「方界胤ヴィジャム」も悪くない性能してるよね?というデッキでした。繰り返しますけど大会環境でやっていけるデッキでは無いのでこれでCSに出て「負けたんやが!?」とか言われても私は一切の責任を負いません。
ここまでご覧いただきありがとうございました。またお会いいたしましょう。(レン)
まぁ実際こいつ馬鹿みたいに強いからな……
【モンハンライズ】ゼミラブロスアームズについて語り尽くしてぇ。【ブロスチャアク】
4~5狩りいこうぜ。
どーもこんにちは。レンでございます。
モンスターハンターライズ、皆さんはやってますでしょうか?
4以来にモンハンをやって、めちゃくちゃ快適になってて過去作には戻れないななんて思ったり思わなかったりしてます。
僕はガンランス使いだったんですが、ライズで初めてチャージアックスを触って楽しいのなんの。
すっかりチャアク使いでごさいます。(ガンスがボックスで泣いておるぞ)
そんなこんなで今回はモンハン回。僕の最推しチャージアックスのお話です。
※Ver3.0で追加されたHR100で出現するモンスターについて記載があります。
PVで発表されたものではありますが気になる方はご注意ください。
真ラスボスについては直接の記載はありませんが、素材が写ってます。こちらも気になる方はご注意ください。
「最強」の影に隠れた優等生。
プレイスタイルによって変わってくるので一概にどれが最強とはいえませんが、「強い立ち回り」と、「それに適した武器」というのはやはりあります。
チャアクの場合、
・超高出力を撃ちまくる心眼鈍器構成に適した、高攻撃力で長い緑ゲージを持つラージャンチャアク「金剛盾斧イカヅチ」
と、
・斧強化でガリガリ削りつつ達人芸で斬れ味を維持する運用に適した、素で白ゲージを持つ高会心のナルガチャアク「夜走盾斧【冥冥裏】」
のふたつが特に優秀で「最強」と称される事の多い武器です。
どちらも高い性能を持ちますが。前者は斬れ味補正が低いため斬撃ダメージが、後者は攻撃力の低さからビンダメージが低くくなりがちなので特化運用になります。
しかしもし、超高出力と斧強化両方に適正をもつ夢のようなチャージアックスがあったら・・・?
あるんですよ。実は。
それがディアブロスチャアク、
「ゼミラブロスアームズ」
です。
ゼミラブロスアームズ
さて性能をみてみましょう。
- 攻撃力は240とラージャンチャアクに並ぶ無強化でのトップタイ。百竜強化を合わせると百竜盾斧の攻撃力特化型が250に到達するためそこで負けてしまいますが、その場合あちらはそれ以上百竜スキルを搭載できないので戦術の幅は狭まります。
- 斬れ味は長めの緑に少しだけ青がついた形。匠3から白ゲージが出現するため、斬れ味補正で斬撃火力アップ! 青ゲージが短いため素だとすぐに緑になりますが緑ゲージが長いため、それを逆手にとった心眼鈍器構成だって現実的です。
- 相手を選ばず扱いやすい榴弾ビン。
- Lv3スロット×1。最終強化で突如出現。君は一体どこから来たの・・・?匠や攻めの守勢などの相性のいい装飾品がLv3スロットを要求するので非常に優秀。この武器の汎用性を押し上げている最大の要素です。
- 完全にオマケ、防御力+20
と、こんだけ書くと強そうですがもちろん弱点も。
- 会心率が脅威の「-30%」。この武器最大の弱点です。ラージャンチャアクが同攻撃力で会心率0%なので余計に目立ちます。弱点特攻やアイルーの強化咆哮で補うか百竜スキル痛恨の一撃を使う、もしくは割り切って諦めるか。見切りで打ち消せなくはないですがスロットに見合っているとは言い難いです。攻撃スキルを積んだ方が火力はでます。
- 上でメリットとして書いた斬れ味も見方によってはデメリットです。短い青ゲージのせいで心眼鈍器運用の場合はクエスト開始直後と砥石使用後は一時的に火力が落ちます。青(白)ゲージ運用の場合は業物や防御研磨術を併用すれば斬れ味は維持しやすいですが、ガードでも斬れ味が低下するチャアクの仕様は頭に入れて置いた方がいいでしょう。
※防御研磨術はガードするだけで斬れ味が回復するというもの。ただし回復量はそこまで多くないため、これに頼りきる事はできません。(それでも優秀ですが。)
百竜スキル
ブロスアームズの派生は
- 会心率強化III
- 防御力強化II
- 防御研磨術II
- 鈍刃の一撃(ブロスアームズI)
を発動可能。会心率の低さを考えると会心率強化はほとんど役に立たないので出番はないでしょう。
防御研磨術を使う場合は特化させて斬れ味を維持させることで高い継戦能力を発揮できます。
ブロスアームズⅠのみ発動できる鈍刃の一撃も高い攻撃力による高威力をだせるので心眼鈍器型なら出番があるでしょう。
ブロスアームズ系統は
骨素材→土砂竜→角竜
と派生するため引き継ぎによる百竜スキルの豊富さも魅力。
なかでもボーンアームズから引き継げる攻撃力強化II、ボルボロムダンカから引き継げるマイナス会心発生時に確率で攻撃力が上がる痛恨の一撃が好相性。
前者は高い攻撃力をさらに伸ばし、後者は低い会心率+高い攻撃力が噛み合います。
装備例
とはいってもそれぞれのハンターの護石事情や素材事情は異なるので具体的な装備例は挙げません。
※「挙げません!!」
装備の例としては
・匠による白ゲージから繰り出される高威力斧強化と高攻撃力による大火力の超高出力の併用を実現した両刀型。
・短い青ゲージを逆手にとって、緑ゲージまで素早く消耗させ、鈍器使いで高い攻撃力をさらに高める心眼鈍器型。
・匠で伸ばした斬れ味に斬れ味を保護するスキルや会心率を補うスキルを組み合わせた斧強化特化型。
・ガード性能を高め、攻めの守勢で攻撃力をあげつつ防御研磨術などで斬れ味を保護するガード特化型。
ざっくりですがこんな感じ。ざっくりでもこんなにあります。この適応力がゼミラブロスアームズですよ。
実際に装備を組む場合は、ネット上に存在するスキルシュミレーターを使って装備を選びましょう。開発者への感謝を忘れずに。
ここではスキルの例のみをあげます。
・砲術
榴弾ビンなので言うまでもなくかなり重要なスキルです。ビンダメージに関わるので優先度は高め。ただし斧強化特化の場合は他のスキルにスロットを譲ることも。
・ガード性能
チャアクはガードから攻撃に転じられるため、ガードによって仰け反るか否かによって攻撃頻度が変わってきます。特に反撃重視変形切りのGPやカウンターフルチャージから超高出力に派生する動きは非常に強力。これらをスムーズに発動させる為にもおすすめです。
・GP
ガードポイント(Guard Point)。特定の攻撃の途中にガード判定が発生する瞬間のこと。
チャージアックスの場合、通常のガードより性能が高く設定されており、盾強化状態であればビンダメージが発生する。
・カード強化
通常ではガードできない攻撃をガード出来るようになります。ガード不可攻撃はラージャンビームのような後隙が大きいものも多いためそれらをカウンターのチャンスにできるのは大きいです。ただし奇しき赫耀のバルファルクの「襲撃」などガ強をもってしてもガードできない攻撃や多くの古龍が持つ削り値の高い連続攻撃などには注意しましょう。
・攻撃
高い攻撃力を活かすためにも付けるなら4は欲しいところ。斧強化を使う場合でも会心による火力アップは見込めないため攻撃力で火力を上げることになります。
・匠
両刀型、および斧強化特化型での採用。付けるなら最低でも3を、可能なら最大の5まで上げましょう。
・心眼+鈍器
採用するならセットで。もちろん斬れ味保護のスキルや匠の採用は控えましょう。
・攻めの守勢
ガードを多用する構成の場合、攻撃力強化以上のバフを狙えます。反撃重視変形切りのGPと合わせれば化け物じみた火力も現実的です。
ご覧頂いた通り、特に変わったスキルはないです。
これは例なので他にも好相性なスキルはありますが(業物、砥石使用高速化、砲弾装填、回避距離アップetc...)その辺はハンターそれぞれの好みでいいでしょう。
装備構成のおすすめは両刀型
せっかくゼミラブロスアームズを使うならチャアク欲張り構成の「両刀型」がおすすめ。
ハンタースキルは砲術と攻撃力と匠を積んで、空いたスペースにガード性能、ガード強化を。百竜スキルは攻撃力強化II、痛恨の一撃、斬れ味を意識するなら防御研磨術もいいでしょう。
会心率はファイタータイプのオトモアイルーが使える「強化咆哮の技」、斬れ味はガルクに搭乗しながらの砥石もしくは(ドス)キレアジで補い、ハンタースキルの枠を開けます。攻撃力が高いので白ゲージにこだわらず青ゲージでも十分な火力をだせます。
もちろん「神おま」を持っているのならハンタースキルでそれらを補うことだって可能。
入れ替え技は「高圧廻填斬り」「反撃重視変形斬り」「カウンターフルチャージ」。
立ち回りの基本の1つとなる斧強化「高圧廻填斬り」、斧強化と(超)高出力に派生でき、ビン効率を上げる「カウンターフルチャージ」はほぼ必須、「反撃重視変形斬り」は好みで変えても大丈夫ですがGP成功時派生できる(超)高出力のビンダメージが大きく上昇するのでこちらをおすすめします。
基本は斧強化で立ち回りながらGP成功時の他、ダウンや怯みを狙いたいとき、超火力で気持ち良くなりたい時に超高出力をぶっぱしていきましょう。
また、マルチプレイでモンスターがダウンした時自分の立ち位置によっては斧強化より優先できます。
※反撃重視変形切りGPから放てば構成次第で1ビン100ダメを超える事も。
まとめ
最初に申し上げた通り、特化するならラージャンやナルガクルガのチャアクの方が使い易いでしょう。
しかし、1つで様々な立ち回りを楽しめるのがゼミラブロスアームズ。これさえ作っておけば装備を変えるだけで運用方法を変えられます。
特化型用にラージャンやナルガクルガのチャアクを作った後も欲張り構成の両刀型に使えるので埃を被ることもないでしょう。
忘れてはならないのは見た目。(見た目は大事だってナカゴさんも言ってた)
ナルガチャアクはともかく、ラージャンチャアクは毛むくじゃらなので好みが分かれるところ。まぁコイツはコイツでデッケェ角がついてるのでこれまた好みが分かれますが・・・
素材に奇しき赫耀のバルファルクの物を要求しますが、それを含めてもそこまで難しい素材がないのもいい所。(強いていえば角竜の延髄?)
皆さんも是非作ってみてください。
以上ゼミラブロスアームズのお話でした。
それではまた👋👋👋
ぼくにも神おまください。
【遊戯王考察】御前クラーゲンとかいうつよつよコンボ
皆さんこんにちは、レンです。
最近暑くて暑くて、寝る時にエアコンをつけ、冷えてきたので消すと暑くなってまたつけるを繰り返す夜を送っております。
今回は遊戯王回ですが残念ながら無限ループの話ではありません。
今回は偽ナンバーズの一体、「 No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン」、
そして「御前試合」のお話です。
この組み合わせの構築が大会で結果を残したらしくてびっくりしております。
強いとは思ってたけどこれほどとは・・・!!
- そもそも御前クラーゲンとは?
- 豪雨の結界像と何が違うのか
- クラーゲン考察
①そもそも御前クラーゲンとは?
「御前試合」には弱点があります。それが「相手が属性統一デッキだった場合に効果が薄い」というもの。
御前試合がサイドデッキからの採用になりがちなのはここにあります。
この弱点をNo.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲンの効果で属性を水にしてしまって補うというもの。
※この記事では「No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン」を「クラーゲン」と、「ステルス・クラーゲン・エフィラ」を「エフィラ」と記載します。
①フィールドの表側表示モンスターは水属性になる。
※おまんも水!!
この効果を適用した状態で相手がモンスター1体の時に御前試合を発動するとあちらの効果で、「お互いのフィールドにそれぞれ1種類の属性のモンスターしか表側表示で存在できない」と組み合わさってお互いに水属性しか召喚、特殊召喚できなくなるわけです。
実質「豪雨の結界像」・・・!
②豪雨の結界像と何が違うのか
「豪雨の結界像」なら1枚で済むのでは?と思った方もいるかもしれませんが、ここで1度「豪雨の結界像」のテキストを確認してみましょう。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いに水属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
お分かりでしょうか。あちらでは召喚までは止められないのです。相手がモンスターを出さなくても特殊召喚を封じられる点であちらが勝りますが、召喚は止められず、召喚権を結界像に回さなくてはなりません。
またクラーゲンはXモンスターなので他のモンスターとの使い分けもでき、素材さえ揃えば展開出来ます。
モンスター効果無効や除去で突破されうることは変わりませんがあちらより強固な布陣を用意できます。ただ、手札に御前試合を引き込まなければならないためロックとしての確実性の期待値は結界像とあまり変わらなかったりします。
③クラーゲン考察
水属性レベル4モンスター×2
①:フィールドの表側表示モンスターは水属性になる。②:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。相手フィールドの水属性モンスター1体を選んで破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。③:X召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。このカードが持っていたX素材の数まで、EXデッキから「ステルス・クラーゲン・エフィラ」を特殊召喚する。さらにその特殊召喚したモンスターそれぞれに、自分の墓地から水属性モンスターを1体まで選んでそのX素材にできる。
①と②が連動し、さらにX素材を使う効果がないので③の特殊召喚数は基本的に2体になります。召喚条件から素材補充効果もフルに使えるでしょう。
昨今では素材に特定の属性を指定するモンスターも多いので御前試合なしでもある程度の制圧効果は望めます。
下級モンスターに突破されうるステータスがネックですが、擬似フリーチェーンの②の除去効果でうまく対処したいところ。
最悪除去されても③によるエフィラの展開に繋がります。
水属性レベル4モンスター×2
①:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。相手フィールドの水属性モンスター1体を選んで破壊する。②:「No.」Xモンスターの効果で特殊召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。このカードが持っていたX素材の数まで、自分の墓地からこのカード以外の「ステルス・クラーゲン」モンスターを選んで特殊召喚する。さらにその特殊召喚したモンスターそれぞれに、自分の墓地から水属性モンスターを1体まで選んでそのX素材にできる。
正規のX召喚ではクラーゲンの劣化になるため、あちらの効果で特殊召喚する事になります。②の効果は「このカード」でなければ同名カードも蘇生できますが、基本的にクラーゲンを蘇生する事になるでしょう。
ただし、蘇生したクラーゲンは③の効果が使えなくなるため無限ループにはなりません。
エフィラがフィールドに2体残ったのなら未来龍皇にもなれます。御前試合が発動していない場合に限りますが。
※値上がりまくって5000円札と化した未来龍皇。高すぎて買えましぇん・・・
④御前試合のおさらい。
皆さんご存知、御前試合もざっくりおさらいしておきましょう。
発動時に種族が1種になるように墓地へ送らなければならないため、この手のカードにしては珍しく相手が展開した後でも機能します。
この効果による墓地送りはプレイヤーが受ける効果であり、カードが受ける効果では無いため、罠カードに耐性を持つモンスターも墓地へ送られ、効果で墓地へ送られる事をトリガーとするカードは発動しません。(ただ単に墓地へ送られるだけで大丈夫なカードはもちろん発動します。)
ロック効果のオマケとしては破格の性能です。
※ぶっぱ!
と、ここまで書くと強そうに見えますが結構抜け穴の多いカードで、そもそも属性統一デッキには通用せず、前述のクラーゲンと合わせる場合、相手が展開してから発動しても効果が薄いです。他にも上げだしたらキリがないくらい抜け穴があります。
使う場合や、対策を意識する場合は1度裁定を確認しておくといいでしょう。
⑤まとめ
以上、御前クラーゲンについてでした。
言うまでもないですが、水属性デッキにはほとんど効果が無いです。クラーゲンの除去効果以外にもエフィラの除去効果が使えるようになるので全く無力とは言いませんが、それでも対水属性以外を意識したコンボだと言って差し支えないでしょう。環境に水属性が増えると厳しい・・・訳でもなく、ババシャ餅龍皇アーゼウスと優秀なXモンスターを扱えるデッキなので対水属性でも普通に強そうです。
※またお前か。
EXデッキのモンスターは状況に応じて使い分けられる対応力が強み。相手や手札と相談しながら展開してやりましょう。
では今日はこの辺で。*˙︶˙*)ノ"
あっ、そうだ。クラーゲンは「No.」に属するから専用サポートにも対応してるぞ。
偽物のクセに生意気な・・・!
【ベイブレードバーストDBレビュー】B186ランダムブースター Vol.26 「ロアバハムート.Gg.Mm-10」(+ドランザーV2.0C.Rb')
皆さんどうも初めまして、レンと申します。
初めましてではない方はいつもありがとうございます。
最初の記事では自己紹介をした方がいいのかも知れませんが、紹介するほどの者でもございませぬので割愛いたします。ご興味のある変わった方はプロフをご覧下さいまし。
さて、記念すべき第一回はベイブレード回。タイトルの通り、B186ランダムブースター Vol.26 のレア1「ロアバハムート.Gg.Mm-10」とオマケ程度ですがレア2「ドランザーV2.0C.Rb'」の紹介です。なんとか当てましたぞ・・・!!
構成
- 歴代バハムートと比較
- デフォルトでの使用感
- カスタム例
- ドランザーV2のプチレビュー
- まとめ
①構成
早速見ていきましょう。
構成は、
レイヤー
- バハムートコア
- ロアブレード
- 10アーマー
ディスク
- ギガディスク(Gg)
ドライバー
- モーメントドライバー
と、こんな感じ。これらを組み合わせて
「ロアバハムート.Gg.Mm-10」が完成します。
ギガディスク以外は全て新規パーツの構成です。
ステッカーなんですが、基本貼らない派なので貼りません。
「貼りません!!」
貼らなくてもモールドと塗装でめちゃくちゃカッコイイぜ!!
ロアバハムート-10レイヤー
バハムートと言えば「左回転」「ディフェンス」そしてなによりロック連動型の
「 変 形 」
ギミックでしょう。
もちろんロアバハムートにもそれらは引き継がれています。
アーク、ドレッドにあった赤色はなくなりましたが、ルシファーのようなピンク色と「蒼色の炎」のようなモールドが入っています。ルシファーはバリアントもジエンドもかなりディフェンスらしいベイでしたのでカラーリングはいいんじゃないでしょうか。僕は大好きです。あと個人的な趣味ですが「蒼色の炎」はエフェクトのなかでもめちゃくちゃ好きなので最高ですね。グヘヘヘヘ。
幻影騎士団とか大好物です。ええ。
バハムートコア
目玉パーツその1。左回転専用DBコア、バハムート。質感の違う炎のようなモールドのパーツは後述するラバー製ロックのものです。
神竜バハムートモチーフ。バースト耐性の高いラバー製ロックを持つ左回転のDBコア。
本来ならロックの山があるべき場所にそれはなく、代わりに中央と両サイドのラバーでドライバーを固定しています。
超王シリーズのルシファーや、GTシリーズの幻ウエイトのような感じですね。
※ルシファーチップ。中央のラバーでロック強度を上げられる上にメタル内蔵のつよつよパーツ。
中央のラバーのロック能力が高く、サイドはサブと言った感じ。とはいえロックが進んだ時に引っ掛かる感じはあるので機能はしています。
ラバーは程よく固め。幻ウエイトは柔らかく細かったので酷使するとボロボロになっていましたが、こちらはかなり長持ちしそう。恐らく現役のうちは大丈夫でしょう。
が、摩耗するのは間違い無いのでやはりランブーでは無く普通にブースターで売って欲しかったというのが本音です。あとはランダムレイヤーとかね。
バハムートひとつ当てるまでに7つ買ってますから、結構な出費です。
金「じゃあの。」
ロアブレード
目玉その2、左回転専用ブレード、ロア。
4枚刃のカウンターモードから、ロックが進むとディフェンス刃が現れ円形の超防御モードになるディフェンスタイプの左回転ブレード。
公式の説明文では「〜カウンターモードから、ロックが〜」の部分が「〜カウンターモードから。ロックが〜」と読点が句点になっています。まぁ、どうでもいいですね。
バハムートらしい左回転可変ディフェンスです。
上側、変形する真ん中、下側の3パーツ功績で、上側は黒い成型色に紫の塗装、変更するパーツはクリアグリーンの成型色、下側は紫の成型色です。クリアパーツを除けば全体的にツヤのある仕上がりです。
(以前「黒い部分はツヤのある黒で塗装されています。」と書いてありましたが誤りでした。お詫びして訂正いたします。(2021/07/03))
変形前は楕円に近いのでかなり高いカウンター力を誇ります。(わかりやすいようにディスクを置いています。)
その火力たるや驚異的で特に対左回転で顕著になります。レイジロンギヌスをバコバコ吹き飛ばす姿は圧巻。
もちろん対右回転でも火力は十分。ベリアルなどのDBベイを軽々吹き飛ばしたり、一気にスタミナを削り取ったりします。
ひえ〜(※再現図)
その形状から相性不利のはずのスタミナタイプにも強く出れるという恐ろしさ。
変形後に飛びだすパーツは固定されずカタカタ言いますが、遠心力で引っ込むように巧く作られています。
これはアタックカスタムもできそうだぞ・・・!!
ロックが進み、パーツが押されて変形すると真円に近い形状になり、防御力が上昇します。
この形態になると最初の火力は無くなりますが受け流す力が強くなり、送り合いや削り合いに高い適性を見せるようになります。
終盤は弾き飛ばすより受け流した方がスタミナロスが少ないので理にかなった変形ですね。
ロアブレードは左回転なので右回転が多いベイブレードバーストでは送り合いに発展しやすくその点でも優秀です。
副次効果ですが変形時に飛びだすクリアのパーツがロックと連動しているので、変形前の状態で引っ込んでいる部分が相手のベイと接触すると擬似的にバーストロックとしても機能している様子。
また、歴代バハムート同様、ギミック内蔵の関係で分厚く、重量もあります。
10アーマー
DBアーマーの10。こちらも新規パーツです。
レイヤーを固定するメタル装甲パーツ。10カ所に重心を均等に配置することで安定性が強化される。
メタルの偏りが少ない為バランスが良く、全体的にゴツゴツしており、レイヤーの剛性向上にも期待できます。
こちらはドランザーV2付属の塗装版。皮膜分重量増なんて言われたりしますが、実際この程度がどこまで勝率に影響があるかは疑問ですね。
まぁカッコイイので良しとしましょう。見た目は大事です。
個体差かも知れませんが、ハイモードにすると干渉してブレードの変形が僅かに渋くなります。
前述の擬似バーストロックや、ハイモードならではの高重心のアタック力で攻撃的に運用できます。
※せっかくなんで塗装アーマーの方はジェットワイバーンの塗装アラウンドディスクにしてみました。さらに禍々しくなりますね。
お次はディスク、ドライバーを見ていきましょう。
ギガディスク(Gg)
ロアバハムート唯一の再録パーツです。
ローモード対応のDBディスク。
ゴツゴツとしたぶ厚い重り形状で低重心と遠心力を両立したディスク。
再録パーツではありますが誰も文句を言わないであろう、つよつよディスク。
重くて低重心、程よい肉抜きに八角形と見ただけで強いのが分かるパーツです。
実際非常に強力で「押し負けないパワー」「息切れしないスタミナ」「ガッチリ踏ん張る力」をこれひとつで得られるのであらゆるカスタムに運用できます。
ユニバースやジャストなどのドライバーはガードパーツより先にディスクがスタジアムに接触するのでやや相性が悪いですが、他に目立った欠点は見当たらないですね
モーメントドライバー(Mm)
新規パーツのディフェンスタイプドライバーです。
半球軸と、傾きに応じて角度を変えながらフリー回転するガイドリングで、グリップ力が加わったディフェンスタイプのドライバー。
半球軸はフリー回転します。カードドライバーとユニバースドライバーを合わせたようなドライバー・・・と言えば分かりやすいでしょうか。
単体での挙動は一般的なディフェンスタイプと変わらず程々に走ったあと、中央を陣取ろうとします。
ベイとぶつかった時の挙動も後述のガードパーツの仕事を除けば特筆すべきものも無いです。
ドライバー単体で自立しますが、ガードパーツがしっかり傾く事もあって無回転のベイを支えるのは難しいです。
ただ、ベイブレードは基本高速回転しており、ジャイロ効果も働いているのでそこまで意識しなくても大丈夫でしょう。
ジャイロ効果(ジャイロこうか)とは、一般的には、物体が自転運動をすると(自転が高速なほど)姿勢を乱されにくくなる現象を指す。(Wikipediaより)
ガードパーツによるグリップ力はなかなかのもので、オーバーフィニッシュを受けるのを防いでくれますし、カウンター攻撃にも繋がります。
また軸先もガードパーツもフリー回転するので以外とスタミナもあります。
非常に使いやすく仕上がったドライバーです。
②歴代バハムートと比較
歴代バハムートと並べるとこんな感じ。
左が初代バハムート「アークバハムート」
右が2代目「ドレッドバハムート」
そして真ん中が「ロアバハムート」
です。
変形するパーツがクリアグリーンなのはアークから変わりませんし、ラバー製のロックギミックや、変形前はカウンター特化なのはドレッドから引き継がれたものですね。
バハムートの特徴として「ロックの緩さ」があるのですが、ラバーロックによる無段階ロックとして雰囲気を残したままロックを強化してあるのはイカすポイントです。
裏側からはこんな感じです。
オービットメタルが錆びておる・・・
③デフォルトでの使用感
ま ぁ 強 い で す わ な 。
正直なところ、コア以外は前情報からだいたい強いのはわかってました。
で、そのコアも無段階ながらドライバーをしっかり固定するのでバースト耐性も充分。
となれば弱いはずもなく。
ただ、モーメントドライバーが少々地味なのでココを1番最初に改造する事になるでしょうか。
④改造例
ゴリッゴリのディフェンスカスタム、
「ロアバハムート.Gg.Dr-10」
にしてみました。
ドリフトドライバーは対逆回転で圧倒的な性能を誇るドライバーですが、同回転に弱いという致命的な弱点があります。
だいたいの場合は両回転ベイでの運用ですが、この構成はその弱点を圧倒的な重量で補っています。
固定ガードパーツも序盤のカウンターで大活躍しますし、ドリフトドライバーはやや背が低いので低重心のDBベイとはそもそも好相性だったりします。
ほとんどデフォルトですがそれほどまでにバハムートが完成度の高いベイである証拠です。
コアをファブニルに変更するとロックが全然動かなくなってしまうのでディフェンス運用するならバハムートの方が良いでしょう。
メタルロックドライバーを使う場合もバハムートならロックの山を気にする必要はありません。
ロアファブニルとして使う場合は2アーマーなどを使ってアタックカスタムにするのがオススメ。
デストロイダッシュドライバーのようなスタミナもあるアタックドライバーやエクステンドプラスドライバーのアタックモードもいいかもしれませんね。
幸いロアファブニルは同じランブーにご丁寧に2アーマーで収録されています。
ディスクドライバーがやや寂しいですが、バハムートを狙いつつ当たったらアタックカスタムも試して見てはいかかでしょうか。
⑤ドランザーV2のプチレビュー
さて、レア2 「ドランザーV2.0C.Rb' 」のプチレビューです。前述した塗装済み10アーマーが付属します。
爆転世代ではあるんですが、ベイの性能はあまり記憶にない・・・というか相棒があの悪名高いトライグルだったので他の記憶がうすいんですよね。余談ですがバーストで初めて手に入れたベイはバリアントルシファー。トンチキベイに縁のある男・・・!!
話をもどしましょう。
リバイバルベイはステッカーを貼らないと流石に寂しいのでステッカーを貼っています。後述しますが爆転リバイバルベイはステッカーを貼ってもさほど問題がでません。
裏側から。前回のドラグーンV2同様にディスク、ドライバー用のステッカーが付属。
ご覧の通りレイヤーにはガッツリ肉抜きが入っています。
レイヤー以外は再録パーツ。リブートダッシュドライバーは初再録です。
性能なんですが正直に言うとどうカスタムしても実戦投入は不可能なレベルです。
爆転リバイバル全体に言える事なんですが、めちゃくちゃに軽いです。ロックはバリカタですが焼け石に水。簡単にバーストします。
軽さのせいで攻撃に耐えきれず、スタミナも無い、アタックを仕掛けにいっても返り討ちにあってバースト、と散々。重量型ディスクで補おうものならバーストギミックの構造上、更にバーストのリスクが上がります。
Vシリーズリバイバルからメタルが搭載されましたが、その場所はビットチップ。無いよりマシだけども・・・。
問題はこれがバーストからはじめた本来の対象年齢の子たちの手元にランダムでとどく可能性があるところ。
もうちょい性能を上げるか、実戦投入できるレイヤーとセットにしてコンパチにするとかしてくれないとハズレア枠に感じる人は減らないんじゃないかな〜と思います。
と、ボロカスに書きましたが爆転世代的にはめちゃくちゃカッコイイです。
実戦投入はせずにデフォルトでコレクションとするのがコイツの正しい使い方。
前述したステッカーの話はここに繋がってきます。回さないならステッカーの耐久は無視していいですからね。
もちろん爆転リバイバル同士を戦わせればいい勝負をしてくれます。
⑥まとめ
ロアバハムート(とドランザーV2)見ていきました。
ロアバハムート、
非常に強力です。
パーツ単位で見ても優秀なパーツばかりですし、カスタムはもちろん、デフォルトでもしっかり戦えます。ビジュアルもいいしね。
僕自身バハムート使いなので待ってましたという感じです。
ありがとうタカラトミー。
ありがとうジョーシン。
ありがとうバハムート。
是非手に入れて・・・と言いたいところですがコイツはランブーのレア。
購入はお財布と相談しながらしましょう。
では今回はこの辺で。
(・ω・)ノシ
☆オマケ☆
バリアントスプリガンとワールドドラゴンを組み合わせて金のワールドスプリガンにして見ました。